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高森明勅
2012.3.17 10:45

女性でも「血統がつながる」最初の事例

先に政府の「女系」の定義のおかしさを指摘した。

その時、皇室の血筋の女性から生まれた最古の事例は第11代垂仁天皇、と書いた。

だがそれ以前に、第7代孝霊天皇が、既に第5代孝昭天皇の孫にあたる女性から生まれている。

この天皇こそ、女性によっても天皇と「血統がつながる」最初の例だった。

これによって、先に述べた私の論旨は、さらに補強される。

しかし、史料の見落としがあり、不正確な記述をしてしまったことは、率直にお詫びしなければならない。

今後、このようなことを繰り返さないよう極力、注意したい。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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